横浜ジャム音楽学院
学院長 宮澤 隆から
ジャズは米国で生まれた文化ですが今や世界中の音楽に影響を与えていると言って過言ではないと思います。
我々がジャズを見よう見まねで始めた頃は、教則本も乏しく、レコードを聴いて訳も分からず真似をして、練習方法に頭を抱えていました。現在は多くの教則本やコピー譜が乱売されるまでに至り情報量は確実に増しています。
ジャズを始るにあたって
さて、ジャズを始めようとしている皆様は、何から手を付ければよいのか?
クラシックのエチュードから始めた方がよいのか?
子どもの時から習うべきだったのか?……、と不安でいっぱいだと思います。
「ジャム音楽学院」の講師陣は現役のジャズ・ミュージシャンの集まりです。講師、及びスタッフと、納得するまでカウンセリングを行ってください。あなたの目指す音楽に即した練習方法を必ず示してくれると思います。
「音楽」は音を楽しむと書きます。音を楽しもうではありませんか!
ジャズは米国という異国で生まれた文化です。日本人の感性では理解しづらい部分が多分に含まれています。ジャズの発生の起源をよく認識し理解した上で楽しく練習してください。いつの日か、あなただけのスタイルが確立されるでしょう。
光陰矢のごとし!
横浜ジャム音楽学院(以下ジャム)は創立36年を過ぎ ました。設立当時、1978年頃は、アメリカ合衆国のジャズシーンでコルトレーン(テナーサックス)から始まったニュージャズが陰りを見せ、スウィング ジャズがリバイバルブームで空前のにぎわいを見せていました。日本も世良譲氏(ピアノ)、北村英二氏(クラリネット)らが活躍し、ジャムはプロ養成コース として 2年科を開設、多くのプロを輩出しました。当時、アメリカは移民を多く受け入れていたので、ニューヨークにジャムOBが移り住みました。現在サックス科講師の中西真一氏はニューヨークから凱旋帰国したOBです。
プロ養成ジャズスクールとして始まったジャムですが、趣味としてジャズを学ばれる方々がジャムの門を叩かれるようになり、講師陣に「アマチュア用のテキス トを作成するべきか?」と相談を持ちかけました。ところが、講師陣はプロミュージシャンなので「どうすれば、アマチュア用のレッスンなのか解らない。」と いう答えでした。そこでジャムでは「プロ志向もアマチュア志向も同じ教え方でいこう。」という事になりました。
そのためか外部から聞こえてくる話に「ジャムはレベルが高いらしいよ。」と言う噂があります。
私はいつも「プロになるのと同じ練習方法でレッスンしていますが、お仕事あっての趣味ですので、時間が許す限りで練習をして下さい」とお話しています。プロもアマも目指すところは、同じです!
民族音楽と
地球上の人間は沢山の民族によって構成されていますが、それぞれの民族が西洋音楽で決めた平均律とは少しずつ音程が異なっています。
例えば日本の邦楽の音程はかなりかけ離れています。西洋の楽器とお琴を演奏する時は、お琴を平均律で調整して合奏します。また日本人は西洋の長調のドレミファソを唄いますと、 ミ音が少しフラットします。
ヨーロッパの人々も各国の民族音楽の音程に引っ張られ平均律から離れます。このように古来から唄われてきたそれぞれの民族音楽 が現代の人々の音程にも脈打っているのです。
ゴスペル
ジャムでは、現在のところ、日本人講師によるゴスペルのレッスンは存在しません。
何故なら、私もボーカルの講師を務めて居り、ブラック・コンテンポラリー(スティービー・ワンダー&ビリー・ジョエル等)の唄は完璧にそっくり唄える様に指導できますが、マリヤ・ジャクソンやB・Bキングはトラディ ショナルすぎて古典的すぎて、日本人では指導が不可能なのです!さらに、日本人のわたしは、日本の民謡が民謡の歌手の様に唄えないのです!
横浜ジャム音楽学院 学院長 宮澤 隆
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レッスン可能な時間 10:00~21:50